植毛後の経過

植毛後の経過

ここでは、植毛手術を受けた後の経過について、実際に植毛の手術を受けた担当者の一人が解説しています。経過の状況は個人差がありますので人によっては若干異なることをご承知おき頂ければと思います。

後頭部から前頭部生え際へ植毛。坊主頭にすれば視野が広くなり、高い密度で移植できるということで坊主を選択。

FUE法により1600株移植、年齢40代、男性

植毛後翌日からミノキシジル5mg、フィナステリド0.5mgを服用

植毛手術後の経過

植毛の手術を受けたその日から、実際に髪の毛が生えるのを実感するまで長い闘い(敢えて闘いと書かせて頂きます)が始まります。

特にもともと10cmほどの長さはあった髪の毛を坊主にしての手術だったので全体の髪の毛が伸びるまでにも時間がかかりました。

術後1週間

術後1週間は髪の毛が生着するために非常に重要な期間です。頭をぶつけたり掻いたりしないよう注意しなければならないと同時に運動や飲酒、タバコは控えなければなりません。

手術の翌日に包帯を外しますが、前頭部生え際部分は出血で血の塊が髪の毛1本1本に付着しています。手術当日は麻酔が効いているせいか、頭部の痛みは殆どありませんが、翌日からは後頭部はものに触れると痛みが走ります。5日間ほどはお湯を流す程度のシャンプーですが沁みました。

3日後あたりに麻酔の影響で顔にむくみが出る場合があるとの説明を受けていましたが、私の場合は特にありませんでした。

術後1週間~1ヶ月

無事1週間が経過すると移植毛が頭皮に生着し、指を使った普通のシャンプーができるようになります。また、ゴルフなど軽めのスポーツや飲酒、喫煙もできるようになります。

瘡蓋がとれ後頭部の痛みも半減。かわって後頭部に痒みが発生

1週間を経過する頃から移植先の頭皮の瘡蓋がポロポロと取れ始め、後頭部の痛みも和らいできますが、同時に後頭部に痒みが襲ってきます。

瘡蓋は2週間ほどでとれますが、後頭部の痒みは1ヶ月経っても治まりません。尚、不思議と移植した先は全くといっていいほど痛みや痒みはありません。

3週間から1ヶ月ほどで移植時にできた頭皮の赤みも気にならなくなります。

1ヶ月を経過する頃になると元からの髪の毛は1cmほどになっていますが、植毛した髪は、途中で伸びるのをストップしているため、段差状になります。

抜け毛が発生

術後しばらくはあまり抜け毛はありませんが、2週間ほど経った頃から抜け毛が発生するようになり、1ヶ月を経過する頃には激しい抜け毛に襲われます。

移植した髪の毛の殆どは1ヶ月から2ヶ月で一旦抜け落ちます(一時的脱毛)

術後1ヶ月~2ヶ月

激しい抜け毛に見舞われながら2ヶ月目に突入します。

術後2ヶ月頃になると移植した髪の毛の殆どが抜け、一見、手術する前の状態と変わらなく、むしろそれより酷い薄毛の状態になります。

中には抜けずにそのまま成長する髪もあるようですが、私の場合は殆ど抜け落ちました。

尚、移植した髪の毛が一旦抜けることとは別に、移植した周りの髪の毛が抜け落ちるショックロスという事象もこの時期に起こり得ると言われていましたが、私の場合、それは殆どありませんでした。

ショックロスは20%ほどの人に起こると言われています。

坊主にしていたので全体的な髪の長さは2cmほどになっていますが、移植した箇所は途中で全部抜けてツルツルの状態になっています。隠せるほど長い髪もないので余計目立ちます。

医師からその旨(移植した髪は一旦抜ける旨)、説明を受けていたはと言え、本当に生えてくるのか心配になる時期です。

産毛を発見

1ヶ月半経った頃に移植した箇所を拡大鏡やスコープで確認すると産毛のようなものを発見出来るようになります。

但し、生えている髪は非常に細く、肉眼では発見しにくく密度もまばらです。奥(頭頂部)にいくほど産毛の存在が確認でき、生え際になるほど産毛も少なくなります。

医師からは3ヶ月から4ヶ月経った頃から新しい髪が生えてきますという説明を受けていたので、少し早すぎないかと逆に心配になりましたが、結果的にこの髪の毛が成長していくことになります。

髪の毛が生えてくるからか植毛した箇所に痒みを感じるようになり、同時に坊主頭にしているため特に目立つのか頭皮の皮脂が目立つようになりました。

後頭部の刈り上げた部分も目立たなくなる

坊主頭にするか否かにかかわらず、後頭部は手術前に刈り上げるのが一般的です。手術直後はポツポツと穴が開いている状態で果たしてちゃんと目立たなくなるのだろうかと心配でしたが、2ヶ月ほど経過すると見事に目立たなくなります。

後頭部の髪の経過

術後3ヶ月から6ヶ月

発毛が始まります

か弱くて細い髪の毛ですが、徐々に伸びて少しづつ存在感が出てきます。

植毛後3ヶ月ほどまでは一見、スカスカで頭皮が目立っていた箇所も4ヶ月に突入するあたりから肉眼でも薄らと髪の存在を感じることができるようになります。

2ヶ月経過した頃までは産毛があまり確認できなかった生え際あたりからも産毛が育っているのが確認できるようになります。

後頭部の痒みは2ヶ月経過したあたりから殆んど感じなくなりましたが、それと引き換えに移植した先の頭皮は痒みが出てきます。髪の毛が神経と繋がって生えようとしているからでしょうか。

この頃になると鏡で確認しても手で触っても週単位に髪の毛の存在感が増してくるので不安から解放され、希望ができて楽しい時期になります。

麻酔の副作用である頭部の感覚の麻痺もこの頃になると殆ど感じなくなります。

4ヶ月を経過した時点で、ミノキシジルとフィナステリドの服用を半分に変更しました。副作用が気になるのでお薬はできるだけ服用したくありません。

術後6ヶ月以降

生えてくる髪の毛は徐々に太くなってきます。

全体的な髪の毛は7cmほどになり、移植した髪の毛も4cmほどになりますが髪によっては2cmに満たないものもあります。自然といえば自然ですが既存毛とのバランスで髪型をどうするか悩む時期でもあります。

耳の上や襟足は途中で2度カットしました。

麻酔などが原因と考えられているショックロスで脱毛した場合もこの頃になるとしっかり生えてくるようになるようです。

私の場合、坊主頭にして6ヶ月経った時点でも短髪ということもあり、術後10ヶ月が経過した頃には殆んど違和感なく生え揃いましたが、通常でも1年で完全に生え揃うと言われています。

それ以降は、既存毛の薄毛の進行度合いに応じてミノキシジルやフィナステリドなどの服用で調整していくことになります。

自毛植毛のやり方



関連記事

FUEとFUTのどちらが良いかその比較

自毛植毛におけるドナーの採取方法にはFUE法とFUT法がありそれぞれ、メリットとデメリットがあります

記事を読む

植毛ができるクリニック

国内には、植毛を行ういくつかのクリニックがあります。ここでは、植毛ができる国内のクリニックを厳選して

記事を読む

自毛植毛のグラフトの採取の仕方

自毛植毛におけるドナー(グラフト)の採取方法はクリニックによって様々です。ここでは自毛植毛における一

記事を読む

自毛植毛のやり方

自毛植毛といってもそのやり方はクリニックによって様々です。ここでは自毛植毛の基本的なやり方・

記事を読む

自毛植毛の流れ

ここでは、実際に自毛植毛を体験した人の話をもとにカウンセリングから自毛植毛後までの流れについ

記事を読む

ARTASを使った自毛植毛

クリニックの中には、自毛植毛におけるドナーの採取にAIを搭載したARTASというロボットを活用してい

記事を読む

PAGE TOP ↑