育毛が期待できる成分(内服用)

育毛が期待できる内服用成分

ここでは、育毛サプリメントなどに配合されている内服タイプの育毛効果が期待できる育毛成分を紹介しています。

主に育毛シャンプーや育毛剤などに配合されている頭皮に塗布する(外用)タイプの育毛成分は、こちらで解説していますので参照して下さい。

育毛に良いとされる成分(内服タイプ)

亜鉛(ジンク)

亜鉛はミネラルの一種で、「食事などで摂ったタンパク質を、髪の毛や筋肉、骨、臓器といった組織に変える働き」と「男性用脱毛症(AGA)による抜け毛の原因物質とされる5αリダクターゼの活性を阻害する働きや細胞の増殖を促す効果がある」と言われています。

AGA対策の育毛サプリメントの殆どに亜鉛が含まれています。

亜鉛が不足すると、抜け毛や薄毛、白髪など様々なダメージとなって頭皮に表れてしまうほか、味覚障害や皮膚炎、脱毛症、免疫力の低下、前立腺の障害、インポテンツなどの病症を招く恐れもあるとされています。

※亜鉛の取り過ぎには注意!
亜鉛の取りすぎが続いてしまうと鉄や銅の吸収が妨げられてしまうことがあります。このため貧血や免疫機能の低下、白血球の減少、コレステロールや糖代謝の異常といった鉄や銅の欠乏の症状が出てきます。男女とも1日に30mgを上限とし通常は 10mgほどが望ましいとされていますのでそれくらいを目安とします。

アルギニン

アルギニンにはアンチエイジング効果があるとされている成長ホルモンの分泌を増やす作用があり、毛髪の再生にも効果があるといわれています。血管を拡張する作用があるとされ、育毛を促進するのに効果的であると期待されています。

逆にアルギニンが不足すると、免疫力の低下、成長障害、老化の進行などが起こり、頭皮、毛髪にも悪い影響を与えるとされています。成長ホルモンが原因で薄毛になっていた人には、アルギニンは有効な育毛成分となります。

エクオール

エクオールには、女性ホルモンの一つエストロゲンに似た働きをする作用や男性ホルモンのアンドロゲンの作用を抑える作用があることから女性・男性の抜け毛予防、薄毛改善に効果があると考えられています。

豆腐や納豆などの大豆製品を摂取した時に、二人に一人の確率で体内に存在する腸内細菌の力で生成される成分です。

二人に一人はエクオールが作れませんが、そのままエクオールを配合するサプリメントがありますのでサプリメントで摂取することも可能です。

参考:エクオールで薄毛予防

カプサイシン・イソフラボン

大豆製品に多く含まれているイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た化学構造をしているためエストロゲンと似た働きがあると言われており、ヘアサイクルの成長期を延長させる作用や髪の毛にハリやコシ、艶を与えて元気で健康的な髪の毛の生成を促す作用があると考えられています。

また、イソフラボンには成人の血中アンドロゲン(テストステロン)濃度や5αリダクターゼの活性を抑制する働きがあると言われていますのでAGA(男性型脱毛症)の改善にも有効と考えられています。

熊本大大学院医学薬学研究部の岡嶋研二助教授らの研究結果によると、唐辛子の辛み成分であるカプサイシンと大豆などに含まれるイソフラボンを同時に摂取すると育毛効果があることが発見されました。

カプサイシンとイソフラボンは、同時に摂取することで体内の発毛因子IGF-1を増産。毛根にある毛乳頭からIGF-1が放出され、これを髪のもとになるも毛母細胞が受け取ることで、髪の毛が生えるとする考えです(IGF育毛理論)。

コラーゲン

アメリカの研究機関で行われた実験では、毎日14gのコラーゲンを2ヶ月間に渡って摂取し続けたところ、摂取前に比べて毛髪がおよそ10%も太くなったという研究結果が報告されています。

抜け毛・薄毛への直接的な効果は期待できませんが、髪の毛をしっかり太くする効果が期待できます。

以前は、コラーゲンを体内に摂取してもアミノ酸に分解されるのでコラーゲンの合成にはつながらないといわれていましたが、最近の研究によるとコラーゲンを摂取すると、体内でのコラーゲンの合成が活発になることがわかってきました。

コラーゲンのサプリメントは多く販売されていますが、毎日14g摂取するには含有量が少ないので難しいでしょう。食品からでも比較的簡単に摂取できますので、あわせて食品からの摂取も心がけましょう。

おもに食品に含まれるコラーゲンの量は鶏の手羽先100gに1~1.5g、牛すじ100gに約5g、鶏もも肉100g 1.5g、フカヒレ100gに10g、うなぎ100gに 5.5gなどとなっています。

ソーパルメット(ノコギリヤシ)

抜け毛や薄毛でお悩みの方であればAGA治療薬で有名なフィナステリド(プロペシアの有効成分)をご存じの方も多いはずです。実はフィナステリドの原料はノコギリヤシから抽出されたエキスを化学合成したものです。

ノコギリヤシというのはヤシの一種で植物の名前です。主にアメリカからメキシコの湾岸地域に生息している植物で日本では自生していません。

ノコギリヤシ(ソーパルメット)の育毛に関する主な働きとしては、Ⅰ型及びⅡ型の5αリダクターゼを抑制する働きがあります。

ノコギリヤシとフィナステリドの効果を臨床実験で比較した研究論文では、中程度のAGAと診断された男性100人に、
・ノコギリヤシ320mgを2年間毎日摂取した場合、38%に
・フィナステリド1mgを2年間毎日摂取した場合、68%に
薄毛改善効果が見られたとされており、ノコギリヤシにもしっかりした薄毛改善効果があることがわかっています。

ソーパルメットは、育毛成分(抜け毛予防)として今もっとも注目されている成分の一つで、育毛サプリメントを購入すると多くの商品にこの成分が含まれています。ソーパルメットにはフィナステリドのような重篤な副作用は報告されていませんので、安全に育毛効果を期待される人に大変人気があります。

パルテノライド

パルテノライドとは、ハーブの一種ナツシロギク(フィーバーフュー)の葉に含まれる成分で欧米では古代ギリシャの時代から、偏頭痛や発熱・めまい・リウマチ性関節炎に効果があるハーブとして愛用されている成分です。

大阪大学の医師が関節痛の人に飲ませたところ、毛の薄い頭部から産毛が生えたとの報告が相次ぎ、育毛効果があることが分かりました。

週刊現代の記事では大阪大学の医師が、そのメカニズムは解明されていませんが、約1ヶ月という短期間で育毛剤以上の結果が出たことを掲載。被験者の全員に発毛効果がみられ、中には10年以上毛の無かった部位に毛が生えた人もいたということです。

特にパルテノライドの特徴はその即効性にあります。

後に医師が発毛効果を認めたことで育毛成分としての人気に火がつきました。

ビオチン

ビオチンは、特に皮下組織の毛細血管を太くして血流を上げる能力に長けており、頭皮も含む皮膚全体の新陳代謝を活発化させたり、毛母細胞への栄養補給を促すため、毛髪の発育機能を高める効果が期待できるビタミン です。

また、髪の毛の太さや強さは、髪の毛に含まれるコラーゲンによるところが大きいため、このコラーゲンの生成を促す効果もあるビオチンは、コシのある太い毛を育毛する効果が期待できます。

フィナステリド(プロペシア)

フィナステリドは、米国の製薬会社であるメルク社が開発した抗アンドロゲン剤です。発毛効果が確認され、現在は世界60か国以上でAGA治療薬として承認されています。

フィナステリドは、男性ホルモンであるテストステロンをAGAの原因であるDHTに変換する5αリダクターゼ(Ⅱ型)という酵素を阻害することで抜け毛を抑制し、薄毛を改善します。

参考:フィナステリドの効果と副作用

プラセンタ

プラセンタは、女性の健康と美容、アンチエイジングの分野で絶大な人気がありますが、配合されている成長因子の作用で、育毛を阻害する男性ホルモンの過剰分泌を抑える効果や、新陳代謝を促進することで毛母細胞の代謝をよくしたり、毛細血管の血行を良くする作用があることから育毛にも良いと言われています。

プラセンタの製造メーカーとして有名なスノーデン社によるラットの実験によれば、プラセンタエキスの中には、アンドロゲン作用を抑制する物質が存在することが示唆されており、
・DHTの作用を抑える働きと、
・アンドロゲンレセプターの産出量を減少させる働き
があることが示されています。

プラセンタの育毛効果プラセンタサプリ ランキング

男性型脱毛症の流れ

ミレットエキス

ミレットエキスには、髪の毛の主成分であるケラチンを構成するアミノ酸「シスチン」と「メチオニン」を始め髪に良い成分を豊富に含みます。育毛効果が期待できる成分・物質として注目されています。

逆にシスチンとメチオニンが不足すると髪の材料不足になり薄毛を招くことになります。海外でも育毛サプリメントとして販売されています。また、ミレットエキスに含まれるケイ素にはコラーゲンの結合を強化する働きがあります。

L-リジン

L-リジンは体内で合成することのできない必須アミノ酸で、カルシウムの吸収やコラーゲンの形成など肌や骨の形成に重要な役割を果たしています。

L-リジンは不足しやすく、不足すると血管や神経系などにトラブルが生じ肝機能が衰え、集中力低下やめまい等の症状が出ます。

L-リジンは代表的な育毛剤であるミノキシジルの吸収を著しく高める効果があるほか、L-リジン単独でも男性型脱毛症に効果を発揮すると言われています。育毛に効果のあるサプリメントとして知られています。

L-システイン

システインは頭髪、爪、肌のケラチンを構成する非必須アミノ酸で、髪を作る材料にもなり、髪を太くするコラーゲンの生成を促します。

また、肝臓を有害物質から守り、組織の酸化や脂質の酸化を防ぐ働きがあり、しみ、そばかすを薄くするサプリメントとしても有名ですが、白髪になるリスクがあるとの指摘もあります。

システインは、眼精疲労時の網膜の傷の修復にも使用されます。つまり、疲れた目の修復にシステインが使用されると髪の毛を育てる原料が減ってしまい、切れやすかったり細かったり、抜けやすい髪が作られてしまいます。パソコンやスマホの長時間使用には注意しましょう。

まとめ

以上、内服タイプの育毛効果が期待できる育毛成分を解説しました。

育毛サプリメントこれらの育毛成分は、殆どの育毛サプリメントに配合されています。



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