ここでは、育毛に効果が期待できる頭皮にあるツボを紹介します。
体中に存在するツボ(経穴)は、気の流れや血液の流れ、また様々な内臓の働きを良くするポイントのような箇所のことです。
ツボを刺激することで血行を良くしたり、内臓の働きを良くして体調を整える効果が期待できますので育毛にも効果が期待できるという訳です。
頭皮にあるツボ
百会(ひゃくえ)
百会は、誰もが一度は耳にしたことがあると思われる有名なツボです。左右の耳を結んだラインと眉間の中心から頭のラインが交わるところ(いわゆる頭のテッペン)に位置するツボで、万能のツボとも呼ばれています。
一般的には様々なタイプの頭痛や肩こり、不眠症や自律神経失調症、二日酔い、めまいなど幅広い範囲で効果があるといわれているほか、頭部だけでなく全身の血行促進を促し、抜け毛にも効果があると言われています。
四神聡(ししんそう)
四神聡は、百会から、前後左右3cmくらい外側の箇所にある4つのツボです。
脳の働きを高めるツボとして知られています。精神的なストレスに効果があると言われているツボで不眠症などに効果があるほか円形脱毛症にも効果的とされるツボです。
天柱(てんちゅう)
天柱は、襟足の生え際にある2本の太い筋肉の外側のくぼみにあるツボです。百会と並んで万能のツボと言われています。
頭部の血行をよくし、頭痛や肩こり、疲れ目、疲労回復、ストレスなどに効果があるとされているほか、抜け毛にも効果があると言われています。
風池(ふうち)
風池は、天柱からすぐ外側で1センチほど上にずれたところにあります。首筋を下から押し上げて行った時に指が引っかかる場所に位置しています。
血行を促進し、頭痛や眼精疲労、肩こりなどのほか抜け毛に効果があるとされています。場所が近い天柱と併せて刺激すると、特に後頭部の抜け毛や円形脱毛症に効果が期待できるとされています。
角孫(かくそん)
角孫は、側頭部の両耳の先端の髪の生え際あたりにあるツボです。
頭皮の血行をよくするツボで、頭痛や眼精疲労のほか耳鳴りや抜け毛予防、また白髪にも効果があると言われています。
ツボの刺激の仕方
基本は指の腹を、素肌に直接当てて行います。親指などの指で押して強すぎず弱すぎず「痛気持ちいい」と感じるくらいの強さが最適です。
押す時間は、5秒前後が目安です。押すときは息を吐き離すときに息を吸います。これを10回から20回ほど数分間断続的に行います。やりすぎは禁物で、適度にやることが重要です。
ツボ押しのタイミングは、お風呂上りや寝る前が良いとされています。シャンプータイムや育毛剤塗布後にツボ押しを取り入れるのも良いでしょう。
シャンプーの語源はマッサージと言われています。シャンプーは、日常において頭皮をマッサージする唯一の機会ですので、シャンプー中にツボ押しを数分間取り入れてみては如何でしょうか。育毛にも良い効果が期待できます。
尚、シャンプー中にツボ押しのマッサージを取りいれる場合は、泡パック、ヘアパックを推奨しているシャンプーがおすすめです。
逆に、妊娠中や熱がある場合、体調がすぐれない場合や手術後など、また飲酒中や食後30分以内などは控えるようにします。